間違ったWEBコンサル会社の選び方|見るべきはデザインではなく“改善提案力”です

WEBコンサル会社を「デザインの好み」だけで選んではいけない

WEBコンサル会社やWEB制作会社を選ぶとき、多くの方が最初に見るのは「その会社のホームページのデザイン」だと思います。

もちろん、第一印象は大切です。

見た目が古いサイトよりも、洗練されたデザインのサイトの方が安心感はありますし、「この会社なら良いホームページを作ってくれそう」と感じるのも自然なことです。

しかし、ここで一つ注意していただきたいことがあります。

WEBコンサル会社を選ぶときに、その会社のデザインだけを参考にして判断するのは危険です。

なぜなら、WEBサイトの本当の目的は「きれいに見せること」ではなく、「問い合わせ・資料請求・来店・採用応募など、具体的な成果につなげること」だからです。

どれだけ見た目が美しいサイトでも、問い合わせが増えなければ事業には貢献しません。

逆に、派手さはなくても、ユーザーの導線が整理されていて、どのページから問い合わせにつながっているかを分析し、改善を続けられるサイトであれば、しっかり成果につながる可能性があります。

特に中小企業の場合、WEBサイトは単なる会社案内ではありません。

営業担当の代わりに情報を届け、見込み客の不安を解消し、問い合わせにつなげるための大切な営業資産です。

だからこそ、WEBコンサル会社を選ぶ際には、

「デザインが好みかどうか」

だけではなく、

「公開後にどのような分析をしてくれるのか」
「改善提案までしてくれるのか」
「問い合わせにつながる行動を見える化できるのか」

という視点で見る必要があります。

実際に、WEBサイトをリニューアルした直後は、デザインが変わったことによる満足感があります。

「見やすくなった」
「今風になった」
「スマホでもきれいに表示される」

こうした変化は分かりやすく、社内でも評価されやすい部分です。

しかし、本当に大切なのはその後です。

公開から1か月、3か月、半年が経ったときに、

「どのページが見られているのか」
「どの流入元から問い合わせが来ているのか」
「問い合わせした人は、事前にどのページを読んでいたのか」
「逆に、どのページで離脱しているのか」

こうした情報をもとに改善できるかどうかで、WEBサイトの成果は大きく変わります。

つまり、WEBコンサル会社を選ぶときに見るべきなのは、完成時の見た目だけではありません。

公開後にどれだけ具体的な改善提案をしてくれる会社なのか。

ここが、成果につながるWEBコンサル会社かどうかを見極める大きなポイントです。

本当に見るべきは、サイト完成後のアクセス解析レベル

WEBサイトは「公開してからが本番」です。

ここを理解しているかどうかで、WEBコンサル会社の質は大きく分かれます。

正直にお伝えすると、サイト制作まではどの会社でもある程度のクオリティに仕上げることができます。テンプレートやテーマも充実していますし、デザインのトレンドもある程度は共通化されています。

しかし、その後の運用になると話は別です。

「作って終わり」なのか、「改善し続ける前提」なのか。
この違いが、そのまま成果の差になります。

よくある“もったいない状態”

多くの企業で見られるのが、以下のような状態です。

  • アクセス数だけを毎月報告されている
  • 「先月より増えました/減りました」で終わる
  • 問い合わせの中身や質は分析されていない
  • 改善提案が「ブログを書きましょう」など抽象的

これでは、正直なところ意思決定には使えません。

数字は見えているのに、「次に何をすべきか」が分からない状態です。

本来あるべきアクセス解析の考え方

本来のアクセス解析は、単なる“結果の報告”ではなく、

「次の一手を決めるための材料」であるべきです。

例えば、以下のような視点が重要になります。

分析項目見るべきポイント改善につながる示唆
流入元Google / Yahoo / SNSどの媒体に投資すべきか
最初に見たページLP・ブログ・サービスページ入口設計の最適化
滞在時間1分以上読まれているかコンテンツの質評価
遷移経路どの順番でページを見ているか導線の改善
離脱ページどこで離脱しているかボトルネックの特定

これらを組み合わせることで、

「なぜ問い合わせが来たのか」
「なぜ来なかったのか」

が見えてきます。

デザインでは見えない“成果の差”

ここが非常に重要なポイントです。

デザインだけでは、

・どのページが効いているのか
・どの導線が機能しているのか
・どこに無駄があるのか

は一切分かりません。

つまり、どれだけ見た目を整えても、

改善の方向性は決められないということです。

現場でよくあるリアルな声

実際にご相談いただく中で、よく聞く声があります。

「毎月レポートはもらってるんですが、正直どう活用すればいいか分からなくて…」

この言葉の裏側には、

・数字はあるけど意味が分からない
・改善に結びついていない
・結局、現場は何も変わっていない

という状況があります。

WEBコンサル会社を見るときのチェックポイント

最低限、以下は確認しておくべきです。

  • レポートに「具体的な改善提案」があるか
  • 数値だけでなく「解釈」が書かれているか
  • 問い合わせにつながる分析がされているか
  • 次月のアクションが明確になっているか

まとめ

WEBサイトの価値は「作った瞬間」ではなく、

「改善を続けられるかどうか」で決まります。

だからこそ、WEBコンサル会社を選ぶ際には、

見た目ではなく、
“公開後にどこまで踏み込んだ分析をしてくれるか”

ここに注目することが重要です。

この視点を持つだけでも、選ぶ会社は大きく変わってきます。

GA4とLooker Studioの“数値報告だけ”では改善は進まない

GA4やLooker Studioは非常に優れたツールです。
ただし、テンプレートを当てただけのレポートでは、改善には直結しません。

よくあるレポートの中身はこうです。

  • セッション数(前月比)
  • ユーザー数(前月比)
  • 人気ページランキング
  • デバイス比率

一見しっかりしているように見えますが、意思決定に使える情報がありません。

なぜテンプレートレポートでは足りないのか

理由はシンプルで、“問い合わせした人”にフォーカスしていないからです。

例えば、

  • 全体のアクセスが増えている
    → でも問い合わせは増えていない
  • 人気ページが分かる
    → でも売上に貢献しているかは不明

この状態では、施策の優先順位が決まりません。

改善に直結するレポートの条件

最低限、以下のような切り口が必要です。

視点内容価値
CVユーザー分析問い合わせした人だけを抽出成果の再現性が見える
行動分析どのページを読んだか導線改善に直結
流入分析どこから来たか集客戦略が決まる
滞在分析どれだけ読まれたかコンテンツ評価

実務での違い(ここが重要)

❌ テンプレレポート
→ 「アクセスが増えました」

✅ 実務レポート
→ 「問い合わせした人の80%は〇〇ページを1分以上読んでいます。ここを強化しましょう」

この差が、成果の差になります。

問い合わせにつながる人の行動をどこまで分析できるか

ここが最も重要です。

「問い合わせした人は、何を見て決断したのか?」

これを追えるかどうかで、WEBコンサルの価値は決まります。

ビルドマーケティングの分析視点(実務ベース)

弊社では、以下のような分析を標準で行います。

  • 問い合わせユーザーの流入元(Google / Yahoo / 広告)
  • 最初に見たページ(ファーストタッチ)
  • 問い合わせ前に読んだページ
  • 1分以上読まれたページ
  • 離脱直前のページ

具体的な改善の出し方

例えばこんなケースです。

分析結果

  • 問い合わせの多くが「施工事例ページ」を閲覧
  • 滞在時間も長い
  • ただし問い合わせ導線が弱い

改善提案

  • 事例ページ内にCTAを追加
  • 問い合わせ導線を上部に配置
  • 成果事例を強調

👉 このレベルまで落とし込んで初めて「改善」です。

感覚ではなく“再現性”で考える

多くの現場では、

「なんとなく良さそうだから変える」

という判断がまだ多いです。

しかし、分析を使えば

「成果が出ているパターンを横展開する」

という再現性のある改善ができます。

アクセス除外設定すらできていないレポートは信用しすぎない

これは意外と多いです。

制作会社・クライアントのアクセスが除外されていないケース。

何が問題か

社内アクセスが混ざると、

  • 滞在時間が長く見える
  • PVが水増しされる
  • 実際のユーザー行動が歪む

結果として、

間違った改善判断をしてしまいます。

最低限やるべき設定

Google Analytics 4では以下は必須です。

  • 自社IPの除外
  • 制作会社IPの除外
  • テスト環境の除外
  • 内部トラフィックのフィルタ

クライアントワークの現実

実際に引き継ぎ案件でよくあるのが、

「GA4は入ってるけど、何も設定されていない」

という状態です。

正直、この状態では正しい分析はできません。

WEBコンサル会社を選ぶなら「改善の仮説」を出せる会社へ

最後に一番大切なポイントです。

WEBコンサル会社の価値は、

「どれだけ仮説を出せるか」で決まります。

良いコンサルの特徴

  • 数字の“意味”を説明できる
  • 改善の優先順位を提示できる
  • 施策の根拠を言語化できる
  • 実行まで落とし込める

悪いコンサルの特徴

  • 数字の報告だけ
  • 抽象的な提案(SEO強化など)
  • 再現性がない
  • 施策がふわっとしている

最終的に見るべきポイント

チェックはシンプルです。

「この会社は、次に何をすべきかを具体的に言ってくれるか?」

ここだけ見てください。

まとめ

WEBコンサル会社選びで失敗しないためには、

  • デザインで判断しない
  • アクセス解析の中身を見る
  • 数値ではなく“行動分析”を見る
  • 仮説と改善提案があるか確認する

この4点だけで大きく変わります。

そしてもし、

「今のレポート、正直よく分からない」
「改善したいけど、何から手をつけていいか分からない」

そう感じているのであれば、一度整理する価値はあります。

WEBサイトは“作って終わり”ではなく、
改善を回し続けて初めて成果が出るものです。

そこまで伴走してくれるパートナーかどうか。
それが、WEBコンサル会社選びの本質です。